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【台風3号】田辺市に上陸して東へ(午後7時)

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台風3号は、午後5時前に田辺市付近に上陸し、和歌山県内では、紀南地方を中心に非常に激しい雨が降りました。

和歌山地方気象台によりますと、台風3号は、午後5時前に田辺市に再上陸し、午後7時には、浜松市の南西およそ60キロにあって、1時間におよそ65キロの速さで東北東へ進んでいるものとみられます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートルで、中心の南東側170キロ以内と北西側110キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の接近に伴って、和歌山県内では、古座川町西川で午後5時前までの1時間に57・5ミリの雨が降るなど、紀南地方を中心に非常に激しい雨が各地で降りました。

また、風も強く吹き、串本町潮岬では、最大瞬間風速31メートルを観測しました。

こうした中、那智勝浦町が、天満地区の一部、6帯13人に避難指示を出し、対象となるすべての住民が、近くの公共施設に避難しています。また、御坊市全域の1万2565世帯、2万4119人と、那智勝浦町の市野々(いちのの)、井関(いせき)、八反田(はったんだ)、川関(かわせき)、天満中村(てんまなかむら)の各地区あわせて1467世帯2982人に一時、避難準備情報が出されました。

台風の接近に伴って、交通機関にも影響が出ました。

JR西日本によりますと、JR紀勢線の新大阪と新宮を結ぶ特急くろしおが午後からすべての運転を取り止めていましたが、午後8時15分・新大阪発白浜行きの特急くろしお27号は、通常通り、運行されることになりました。また、紀勢線の普通列車も新宮と御坊の間で運転を取り止めていましたが、運転を再開しています。

南海フェリーは、きょうの上下5便からあす未明の2便までの欠航を決めています。

東京と白浜を結ぶ空の便は、午後4時半、羽田発・南紀白浜着の219便と折り返しの218便が欠航となりました。


交通安全母の会連絡協議会・総会(写真付)

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和歌山県交通安全母の会連絡協議会の今年度(2017年度)の総会が、きょう(5日)午後、和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれ、活動に功績のあった個人や地区の代表者に感謝状が贈られました。

きょうの総会のもよう(7月5日・和歌山ビッグ愛)

知事感謝状の贈呈

今年度の総会では、10年以上にわたって母の会の活動に携わった3人と2つの団体に知事感謝状が手渡されたほか、母の会の役員を1期2年以上務めた3人に会長感謝状が贈られました。

式辞を述べる北島益美会長

連絡協議会の北島益美(きたじま・ますみ)会長は「県内の交通事故件数が15年連続で減少している一方で、子どもや高齢者の事故の割合は高く、依然として厳しい状況が続いています。『交通安全は家庭から』を合言葉に、安全で安心な街づくりを目指しましょう」と呼びかけました。

あいさつする仁坂知事

また、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「皆様に敬意を表したい。交通事故を一件でも減らしてゼロに近づけるため、これからも協力をお願いしたい」とあいさつしました。

県・交通安全母の会は、1969年の設立以来、県内の各地域で交通安全活動を行っていて、現在、およそ1万5000人が所属しています。

第2次添田内局スタート 高野山金剛峯寺で就任式

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高野山真言宗の宗務総長に再任された高野山・蓮華定院住職の添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)氏70歳らの就任式がきょう(7/5)、金剛峯寺で開かれ、第2次添田内局が発足しました。

中西啓宝(なかにし・けいほう)管長83歳が添田氏や総務部長ら新しい8人の役員に辞令を交付しました。任期は4年です。

宗務総長は、内局の実務トップで、添田氏は、2013年7月に初めて就任し、2015年春に開催された高野山開創1200年記念大法会の責任者を務めました。

就任式の終了後、添田氏は、「第2次の人選では、世代間と地域間のバランスを考慮した。今後は、過疎化が進む中での末寺の維持、少子化で経営が困難な学園の発展などにあたっていきたい」と抱負を語りました。

古座川・太地などでのサマーキャンプ中止に 川崎市・旅行業法抵触で

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今月(7月)から来月(8月)にかけて、古座川町(こざがわちょう)や太地町(たいじちょう)など、全国5か所で行う予定だった小・中学生向けの夏休み体験イベント「ふれあいサマーキャンプ」が、主催する神奈川県川崎市の教育委員会による不手際で中止されることになりました。

「ふれあいサマーキャンプ」は、川崎市教育委員会などで構成する実行委員会が1990年から毎年行っているもので、ことし(2017年)は、古座川町でのカヌー体験や太地町でのイルカショーの見学を含む、全国5つのコースが企画され、川崎市内の小・中学生あわせて81人が参加することになっていました。

ところが、参加者を募集する際に、登録した旅行業者ではない実行委員会がサマーキャンプの募集や参加費集めを行っていたことが旅行業法違反にあたることがわかり、川崎市教育委員会は、先月末(6月)中止を決定し、参加者への費用の返金や、旅行先の自治体などへお詫びの文書の送付を行うと発表しました。

その上で「法律の認識が足りなかった」と釈明し、来年(2018年)以降は適切な方法で募集や集金を行う方針を示しました。

サマーキャンプの実行委員会によりますと、古座川町と太地町のコースは2003年から加わり、毎年希望者が殺到して抽選になる人気ぶりで、ことしも定員24人に対し44人が応募していました。

一方、受け入れ側の古座川町教育委員会・教育課の杉本涼(すぎもと・りょう)主査は「ことしは、新たな趣向を加えて張り切って準備をしていただけに大変残念です。サマーキャンプをきっかけに、2009年からは毎年8月下旬に古座川の小学6年生を川崎市へ泊まりがけで交流に行かせています」と話し、突然のキャンセルに驚きと落胆の声を上げていました。

今回の旅行業法違反については、神奈川県海老名(えびな)市議会で同じようなケースが指摘され、川崎市が調査したところわかったということです。

松源・桑原会長の社葬「感謝の会」(写真付)

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和歌山市を中心に店舗を展開しているスーパーマーケット「松源」の会長、桑原一良(くわはら・かずよし)さんの社葬「感謝の会」が、きょう(7/5)、和歌山市で行われ、およそ2300人が参列し、故人をしのびました。

和歌山市・和歌山ビッグホエールで

桑原さんは、1999年に松源の4代目社長に就任しましたが、社長就任前から、生鮮食料品を主体とした店舗展開を指揮し、バブル崩壊後の業績回復に大きく貢献しました。2014年からは、会長を務めていましたが、今年5月9日、肺がんのため65歳で死去しました。

きょう午後1時から行われた和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで行われた社葬では、松源の兼田守(かねだ・まもる)社長が葬儀委員長を務めました。

そして、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や、尾花正啓(おばな・まさひろ)和歌山市長のほか、国会議員や県内の経済界からおよそ2300人が参列し、祭壇の前で手をあわせていました。

「高野・熊野」四参詣道92か所・完全踏破者第1号(写真付)

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世界遺産「高野・熊野」の4つの参詣道(さんけいみち)に和歌山県などが設置した92か所のスタンプをすべて集めた三重県の会社員の男性に、きょう(5日)和歌山県庁の知事室で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から、第1号の「”超(スーパー)”完全踏破証明書」が贈呈されました。

仁坂知事(左)から「黒竹の杖」を贈呈される恒岡喜文さん(右)(7月5日・和歌山県庁知事室)

これは、去年(2016年)10月、世界遺産の高野・熊野に新たにおよそ40キロの道や文化財が追加登録されたのを受け、古道を歩く人たちがスタンプを集めるポイントを、県がこれまでの81か所から92か所に増やしたものです。

きょう、知事室では、92か所のスタンプ全てを集め、完全踏破者の第1号となった三重県伊賀市(いがし)の会社員、恒岡喜文(つねおか・よしふみ)さん49歳に、仁坂知事から保田紙(やすだがみ)で作られた「”超”完全踏破証明書」と、日高町(ひだかちょう)の黒竹(くろちく)で作られた杖、それに記念のバッジが贈呈されました。

喜びを語る恒岡さん

恒岡さんは「まさか自分が第1号になるとは、大変驚くとともに嬉しく思います。とくにかつらぎ町の『三谷坂(みたにざか)』の柿畑を抜ける道は景色が良く、気持ちよく歩けました」と話しました。

山歩きが好きだという恒岡さんは、土日や大型連休を利用して高野・熊野に通っては世界遺産の参詣道を歩き続け、92か所全てを踏破しました。

恒岡さんは「今度は、古道歩きと同時並行でチャレンジしている『日本の百名山』の制覇も達成したいです」と話していました。

「七夕電車」運行開始・ニタマ駅長も願い事(写真付)

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今月(7月)7日の七夕を前に、和歌山電鐵貴志川線で、車内を笹や短冊で飾った「七夕電車」の運行がきょう(5日)から期間限定で始まりました。

貴志川線では、およそ10年前から毎年、駅のホームに七夕飾りを置いていましたが、車内を笹で飾り付けた電車を走らせるのはことし(2017年)が初めてです。

きょう午前、近くの「ふたば保育園」の2歳から3歳の園児11人と貴志駅の猫の「ニタマ駅長」が「うめ星電車」のベビーサークルに設置された笹に飾り付けを行いました。園児らは「家族が元気で過ごせますように」「大きくなれますように」などと書いた短冊や、折り紙で作った織姫や彦星、天の川などを飾り付け、全員で七夕の歌をうたって願いを込めていました。

「安全運行ができますように」などと願い事をしたニタマ駅長は「はじめての七夕電車に願いをかけてほしいニャー」と話していました。

七夕飾りが施されているのは2両1編成の「うめ星電車」の1両で、天井には、事前に駅の利用客に願い事を書いてもらった短冊300枚なども飾られています。「七夕電車」は、今月7日までの3日間、1日6本から13本運行されます。

県警「直轄警察犬」を初導入(写真付)

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和歌山県警察本部は、危険を伴う現場で犯人の追跡などを行う警察犬を、はじめて直接管轄することになり、きょう(5日)シェパード犬1頭がお披露目されました。

庵野巡査部長と「ヨハン号」

これは、去年8月、和歌山市で起きた発砲事件で、拳銃を持った犯人の追跡に危険が伴ったことや、犯人の居場所の特定に時間がかかったことを受けて警察犬を所有し飼育することにしたものです。県警ではこれまで、嘱託犬31頭を捜索活動などに利用していましたが、民間が飼育しているため危険な現場への投入が難しいことが課題でした。

きょう、和歌山市西(にし)の鑑識科学センターで初披露されたのは、間もなく1歳になる雄のシェパード犬「ヨハン号」です。

ヨハン号は今後、およそ4か月間紀の川市の「紀泉(きせん)警察犬訓練所」で藤谷文明(ふじたに・ふみあき)所長から服従の基本動作や追跡の訓練を受けたあと、パートナーとなる、県警・鑑識課の庵野勝信(いおの・まさのぶ)巡査部長と合流してさらに訓練を重ね、来年(2017年)春のデビューを目指します。

庵野巡査部長は「ヨハン号は見た目に反して優しい印象。はじめてのことで不安もありますが、信頼関係を築いて一緒に現場で活躍したい」と意気込みを話していました。

県警では将来的に、交通センター内に犬舎を設置することにしています。


JA全中の次期会長に中家氏内定「重責痛感」(写真付)

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全国農業協同組合中央会・JA全中の会長選挙で、JA全中は、きょう(7/5)、JA和歌山中央会の中家徹(なかや・とおる)会長67歳が次期会長に内定したと発表しました。

会見する中家氏

JA全中は、先月から会長選挙を実施していて、JA東京中央会の須藤正敏(すどう・まさとし)会長との一騎打ちが展開されていましたが、全国の地域農協の組合長ら代議員による投票の結果、中家氏152票、須藤氏88票となり、大差で中家氏が選ばれました。

きょう午後4時半から和歌山市のJAビル11階で記者会見した中家氏は、「重責を痛感している。農村をもう一度元気にして、地域から必要とされるJA全中を目指したい。コメを中心とした日本型の食生活を見直し、国産農畜産物の需要拡大と農業者の所得増大に取り組みたい。現在の奥野会長の方針を引き継ぎ、改革すべきところは改革し、守るべきところは守りたい」と抱負を語りました。

中家氏は、農協改革に関して急進的な議論をけん制する慎重な立場で、JAグループの舵取り役に就任することで、安倍政権との距離感に影響が出る可能性があります。

今後は、来(8)月10日の臨時総会で新体制が発足します。会長の任期は、2020年8月までの3年間です。

橋本市の保育園で窃盗未遂 保育士逮捕

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橋本市の保育園で同僚の財布から現金を盗もうとしたとして市の臨時職員で保育士の女がきのう(7/5)、窃盗未遂の疑いで橋本警察署に逮捕されました。

捕まったのは、橋本市高野口町向島に住む橋本市の臨時職員、島崎早紀(しまざき・さき)容疑者34歳です。

警察の調べによりますと、島崎容疑者は、先月28日の午後1時半頃、橋本市立の保育園で、教室に置いていた同僚保育士のカバンに入った財布から現金を盗もうとした疑いが持たれています。

調べに対し、島崎容疑者は、容疑を認めているということです。

この幼稚園では、今年5月から数人の保育士が、財布から現金を抜き取られたという被害を訴えていました。

橋本市によりますと、島崎容疑者は、今年4月から臨時職員として半年間の予定で雇用されていましたが、市の規則に照らしてきのう付で島崎容疑者を解雇したということです。

コメダ酷似の和市喫茶店 東京地裁の差し止め訴訟で和解

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「コメダ珈琲店」に外観などが似ているとして、名古屋市に本社のあるコメダが、和歌山市の喫茶店運営会社に対し、店舗の使用差し止めなどを求めていた裁判は、東京地方裁判所で和解が成立していたことがわかりました。

コーヒーチェーンを展開するコメダは、和歌山市の喫茶店運営会社「ミノスケ」に対し、外観や内装が似ているとして、店舗などの使用の差し止めとおよそ2000万円の損害賠償を求めて東京地裁に訴えを起こしていましたが、きのう、和解が成立したということです。

コメダ側は、「和解したが、内容は守秘義務があり、明らかにできない」としています。

東京地裁は、去年12月、ミノスケに対し、店舗の使用と印刷物やインターネット上に建物の画像を乗せることを禁じる仮処分の決定を出しました。

コメダによりますと、仮処分が決定した後、ミノスケは意義を申し立てることなく、店舗を一時休業し、改装して現在も営業を続けているということです。

県和商「楽天IT学校」ことしは加太の観光プランづくり(写真付)

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インターネット通販大手の楽天が全国の高校で展開している電子商取引の実践授業「楽天IT学校」が、ことし(2017年度)も全国の高校で行われていて、県立和歌山商業高校の生徒らが、和歌山市加太(かだ)の観光プランづくりに取組んでいます。

ホテルの支配人から説明を受ける県和商の生徒ら(7月6日・和歌山市加太)

楽天IT学校は、人気通販サイト「楽天市場」の店舗の運営ノウハウを1年にわたって教育する高校生向けのプログラムで、2008年から毎年行われています。

県立和歌山商業高校は2015年度から毎年参加し、3年目となることしは、和歌山市加太の観光資源を活かした継続的な観光プランづくりに取り組みます。

ホテル設備の説明を受ける生徒ら

きょう午前11時過ぎ「和歌山加太温泉 シーサイドホテル加太海月(かいげつ)」に、「電子商取引」の科目を選択した県和商の3年生38人が訪れ、岩﨑由晃(いわさき・よしあき)支配人からホテルの施設や加太の魅力などについて説明を受けたほか、実際に客室を見学しておもてなしのポイントを学びました。

午後は、加太の街中を生徒らが訪ね歩き、地元の人たちから話しを聞いたり、観光スポットを見たりしながら、イメージを膨らませました。

生徒らは「森林公園に興味があります。想像との違いを確かめたいです」とか「淡嶋神社の祭神や、参道の土産物などをしっかり把握したいです」などと話していました。

同行した楽天の森上友貴(もりかみ・ゆき)さんは「自分たちで魅力を掘り起こし、永続的な発信に繋げて欲しい」と期待を込めました。

県和商の川口敦志(かわぐち・あつし)教諭は「おもてなしや人々との触れ合いと、若い感性をプラスして、ITを活用した加太の観光発信をして欲しい」と話しています。

県和商の生徒らは、今後、来年(2018年)1月までの授業を通じて、観光プランの作成とネットでの発信を班ごとに行い、優秀な成績をおさめた班は、来年1月から2月に東京で行われる「楽天IT学校甲子園」に出場する予定です。

県・観光スポット中心に原則木製ガードレール使用へ

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紀州材の利用促進の一環として、木製ガードレールの利用を進めている和歌山県は、より一層の利用促進をはかろうと、県内の国立公園や国定公園、神社・仏閣や道の駅などの観光スポット周辺で、原則として木製ガードレールを使用することを決めました。

対象となるのは、国立公園や国定公園、特定景観形成地域内の主要道路をはじめ、観光スポットが集中しているエリア内の主要道路と、そのエリアまでのアクセス道路、それに、神社・仏閣や道の駅など点在する観光スポット周辺の主要道路で、ガードレールを新たに設置したり、古い物を取り替えたりする場合は、原則として木製ガードレールを使用することになります。

これに伴い、県では公共工事のマニュアルを改正して木製ガードレールを設置する際のチェックシートを新たに作成し、設置可能かどうかの判断を簡略化することで利用促進をはかります。

県・技術調査課では「観光スポットなど景観に配慮が必要なところを中心に木製ガードレールの設置を促進することで、紀州材の一層の利用促進につながるのでは」と話しています。

南海本線の保線作業でトラブル 20万人に影響

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きょう(7/6)未明、南海本線の保線作業でトラブルがあり、南海電鉄は、本線と空港線、高野線で始発から運転を見合わせ、20万人の乗客に影響が出ました。

南海電鉄によりますと、きょう午前2時55分頃、大阪市西成区の南海本線・萩ノ茶屋駅と天下茶屋駅の間で夜間の保線作業に使用していたガスボンベからガスが漏れ、引火する事故がありました。

火は消し止められ、作業員にケガはありませんでしたが、この影響で、南海電鉄の本線や空港線の全区間と、高野線の難波~橋本間で始発から午前7時すぎまでおよそ2時間にわたって運転を見合わせたほか、高野線の汐見橋~岸里玉出間では、午前8時半頃まで3時間半にわたって運転を見合わせたため、あわせて303本の列車に運休や遅れが出て、およそ20万人に影響が出ました。

「わかやまECシンポジウム」開催(写真付)

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インターネットを通じて商品やサービスを売買する「eコマース」について専門家が講演する「わかやまECシンポジウム」が、きょう(6日)午後、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれ、およそ300人が参加しました。

きょうのシンポジウムのもよう(7月6日・和歌山市友田町)

これは県内の商業販売額が減少する一方で、インターネット通販などのeコマース市場の規模が拡大するなか、参入を考える県内の事業者に向けて、和歌山県とわかやま産業振興財団が主催して開いたものです。

きょう午後1時半から開かれたシンポジウムでは、企業のeコマースのアドバイザーや、「ベルメゾン」で知られる株式会社千趣会(せんしゅかい)の社外取締役などを務める、有限会社スタイルビズ代表取締役の村山(むらやま)らむねさんが「地方が輝くeコマース 成功例からひもとく成功の秘訣」をテーマに基調講演しました。

講師の村山らむねさん

村山さんは、ネット通販に加え一等地での店舗販売や、製造体験を付け加えるなど、対面・体験型の展開で成功している中国・四国地方のコーヒーやオリーブオイルの業者を紹介し「商品を核とした観光の思い出づくりや、商品の作り手との触れ合いの時間を作り出すことがヒットの鍵です」と話しました。

また、和歌山県産のネット販売について村山さんは「品質が高いのに、見せ方がダサくて損をしている。大変勿体ないことです。国内海外を問わず、売り手の思いの押付けではなく、ユーザーの思いを汲んだ発信を」と提言しました。

続いて、すでにeコマース市場に参入している県内の経営者らによるパネルディスカッションや、全国のネットショップのコンサルティングを手がける、株式会社サイバーアシスト社長・吉村正裕(よしむら・まさひろ)さんによる講演も行われました。


和歌山第九合唱団「夏の大合唱」9日開催

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一般市民を中心に構成された「和歌山県第九合唱団」の定期コンサート「夏の大合唱」が、今月(7月)9日、和歌山市の県民文化会館・大ホールで開かれます。

和歌山県第九合唱団は和歌山でベートーベンの「第九」の演奏会を開こうと1972年に結成され、これまでに、のべ7000人以上が参加していて、毎年夏と年末に定期コンサートを開いています。

今回は、演奏会開催45周年と、日本国憲法施行70年、さらに7月9日の和歌山大空襲の日と大きな節目が重なることから、平和への思いを込めて「ふるさとの四季」をテーマに、唱歌「故郷(ふるさと)」や「春の小川」「われは海の子」「村祭(むらまつり)」「冬景色(ふゆげしき)」などをメドレーで歌います。

このほか、佐藤眞(さとう・しん)作曲のカンタータ「土の歌」より「大地讃頌(だいちさんしょう)」も披露される予定です。

当日は、藤岡幸夫(ふじおか・さちお)さんの指揮のもと関西フィルハーモニー管弦楽団が演奏するほか、東京藝術大学の澤和樹(さわ・かずき)学長の長女でバイオリニスト澤亜樹(さわ・あき)さんも出演し、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲で協演します。

和歌山第九合唱団の山本光子(やまもと・てるこ)団長は「海外ではテロや内戦、国内では共謀罪法案成立や憲法改正など、気の許せない状況となるなか、美しいふるさとの景色や人間模様に懐かしさと安らぎを感じる歌を届けたい」と話し、多くの来場を呼びかけています。

和歌山県第九合唱団の「夏の大合唱2017」は、今月9日の午後3時、県民文化会館・大ホールで開演します。

チケットなどの問い合わせは「和歌山音楽愛好会フォルテ」で受け付けています。電話番号は073(422)4225番です。

手足口病に注意! 患者報告数が警報基準値超える

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乳幼児を中心に、手足や口の中に発疹ができるウイルス性疾患「手足口病」の患者が和歌山県で急増していることがわかり、県が、2年ぶりの警報を出して注意を呼びかけています。

県・健康推進課によりますと、県内で定点観測をしている30の医療機関で、先(6)月26日から今(7)月2日までに報告された手足口病の患者数が197人、平均で6・57人となり、警報基準の5・0を上回りました。

県内で基準値を上回り警報を出すのは2年ぶりです。

手足口病は、夏場に流行するウイルス性疾患で、おもに5歳以下の乳幼児がかかりやすく、感染すると、手足や口の中に発疹が出来ます。

ほとんどは数日のうちに治る傾向にありますが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こす場合があり、県は、高熱が出て2日以上続いたり、おう吐や頭痛、視線が合わない、呼びかけに答えない、水分がとれずに尿が出ない、などの症状が子どもに見られた場合には、すぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。

また、手足口病の感染経路は、飛沫感染や接触感染、便からの感染が知られていて、有効なワクチンはないことから、県は、予防するため、特に乳幼児のいる家庭では、石けんでよく手を洗い、手を拭くタオルの使い回しをせず、排泄物を適切に処理するよう注意を呼びかけています。

紀伊半島知事会議・田辺市で開催

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紀伊半島に位置する和歌山・奈良・三重の県知事が共通する課題について話し合う紀伊半島知事会議が、きのう(6日)の午後、田辺市で開かれ、林業振興や大規模災害対策などについて意見が交わされました。

28回目を迎えたことし(2017年)の紀伊半島知事会議は、きのうの午後1時過ぎから田辺市新庄町(しんじょうちょう)の県立情報交流センター「ビッグU」で開かれ、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と、奈良県の荒井正吾(あらい・しょうご)知事、それに三重県の鈴木英敬(すずき・えいけい)知事が、およそ2時間にわたって意見交換しました。

この中で、林業振興について奈良県の荒井知事がスイスの先進事例を紹介し、土砂災害を防ぐための間伐の方法などを知る専門家を育成する「フォレスター制度」をモデルに3県で研究を進めることなどを提言したのに対し、仁坂知事と三重県の鈴木知事も賛同し、合意しました。

大規模災害対策については、紀伊半島大水害以降、国が設置した熊野川の総合的な治水対策協議会の内容を踏まえて、引き続き3県で情報交換を行い、国に早期の対策を要望することで合意しました。

このほか、紀伊半島一周道路や五条新宮(ごじょうしんぐう)道路などを含む「紀伊半島アンカールート」の整備促進を引き続き国に要望することや、リニア中央新幹線の三重・奈良ルートによる東京・大阪間の全線開業を目指して今後も連携していくことなども確認しました。

和歌山大空襲・体験者の記憶 8日から展示会

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1945年7月9日の和歌山大空襲を体験した人たちから聞き取り調査し、後世に残そうと取り組んでいる和歌山市立博物館が、空襲のあったあさって9日を前に、あす(7/8)から体験者の記憶を記したパネル展示を始めます。また、初日のあすは、和歌山大空襲の体験絵巻を朗読する会や、記録映画の上映会が開かれます。

太平洋戦争で米軍が行った和歌山市への空襲は、1945年1月9日から7月30日までの10回とされていますが、その中で最も大規模だったのが、1945年7月9日の深夜から10日未明にかけての和歌山大空襲で、大型爆撃機のB29が、108機飛来して焼夷弾を落とし、1100人以上が犠牲になったとされています。

展示では、これまでに聞き取り調査を行った74人の空襲体験者の声を、文字にしてパネルで紹介します。

また、初日のあすは、午後2時から、戦後50年を機に制作された和歌山大空襲体験者のインタビューや米軍が和歌山市に上陸する様子などをまとめた記録映画の上映会と、旧制中学2年の時に被災した故・井田敬之助(いだ・けいのすけ)さんが文章とともに水彩画で自らの空襲体験を表現した「空襲体験絵巻」の朗読会が行われます。

担当する和歌山市立博物館の元副館長で学芸員の高橋克伸(たかはし・かつのぶ)さんは、「火の海を逃げ惑いながらも、助かったことで、語り継がねばならないと話してくれる空襲体験者がたくさんいます。そうした声を聞く中で、後世に残していかねばならないと、さらに強く思っています」と話し、来場を呼びかけています。

この「昭和20年7月9日 和歌山大空襲 ~伝えたい あの時の記憶~」は、あすから来(8)月20日まで和歌山市立博物館・玄関ホールで行われます。ホール展示のみ鑑賞する場合は、入場無料です。

あすのイベントについては、2階の講義室で行われるため、100円の入館料が必要ですが、高校生以下や65歳以上の人などは無料です。

台風3号・農林水産業被害(第一報)

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今月(7月)4日、田辺市付近に再上陸した台風3号の影響で、和歌山県内では、みなべ町でパイプハウス8棟が壊れたほか、串本町では釣り船1隻が転覆したことがそれぞれ確認されました。今月5日の時点で被害総額はあわせて2030万円にのぼっています。

県・農林水産総務課の調べによりますと、みなべ町では、ウスイエンドウを栽培するためのパイプハウス3棟が全壊、2棟が半壊、一部損壊が3棟のあわせて8棟に被害がありました。被害額は2000万円となっています。

串本町では釣り船1隻が転覆し、釣り船に搭載していたスクリューエンジンが壊れ、30万円の被害となっています。

県ではこのほかにも被害があるとみていて、引き続き調査しています。

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