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和歌山県教委・宮下教育長「不登校問題の報告書5月めどに」(写真付)

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和歌山県教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長は、県の大きな教育課題のひとつの不登校問題について、ことし(2016年)5月をめどに報告書をまとめる考えを示しました。

あいさつする和歌山県教委宮下教育長(2月15日・和歌山市・アバローム紀の国)

あいさつする和歌山県教委宮下教育長(2月15日・和歌山市・アバローム紀の国)

これは、きょう(15日)和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれた、今年度(2015年度)2回目の市町村教育委員会教育長会議で、宮下教育長があいさつの中で述べたものです。

宮下教育長は、改正地方教育行政法の施行により、新しい教育委員会制度が始まってからまもなく1年を迎えることに関連して「文部科学省側は、地方創生が本格的に始まるこれからが教育制度改革の正念場と言っている。我々は地方創生の観点から自治体と一体となって、老朽化施設の対策や不登校対策などに取り組む」と述べた上で、和歌山県で問題になっている不登校対策について「今年度2回開いている有識者会議などを踏まえて、ことし5月をめどに報告書をまとめ、より具体的な政策提言を行いたい」と述べました。

文部科学省の調査で、昨年度(2014年度)県内の小学生の不登校率が全国ワースト1位となったことを受け、県・教育委員会は、仁坂吉伸知事を座長とし、文部科学省の不登校に関する専門家会議の座長で鳴門教育大学の森田洋司(もりた・ようじ)特任教授らを委員に迎えた有識者会議を招集して、対策を協議しています。


妻殺害の夫に対する裁判員裁判 起訴内容全面否認

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自宅で妻の首を絞め、殺害したとして殺人の罪に問われている66歳の夫の裁判員裁判の初公判がきょう(15日)、和歌山地方裁判所で開かれ、夫は起訴内容を全面的に否認しました。

起訴状によりますと、和歌山市三沢町の無職・長井洋二(ながい・ようじ)被告66歳は、2013年1月8日の午後7時ごろから翌9日の午前6時27分ごろまでの間、自宅で当時62歳の妻の首を絞めて窒息死させたとして、殺人の罪に問われています。

きょうの裁判員裁判の初公判で、長井被告は、起訴内容を「全く違います」と全面的に否認しました。

冒頭陳述で、検察側は「事件前、病気の妻の家事を手伝っていたところ、家事の仕方に文句を言われ、妻に対して『殺しちゃろか』と言って、警察が出動するトラブルが起きていた」と状況を説明した上で、「殺害された妻は病気を理由に睡眠薬を服用し、抵抗できない状態で、長井被告が何らかの方法で妻の首を圧迫した事案であり、供述の内容からも反省していない」と指摘しました。

一方、弁護側は「妻の死因は睡眠薬や総合感冒薬など複数の薬物を服用したことによる薬物中毒死の可能性があり、その証拠として体内からは18種類の薬物が検出され、そのうち2種類は致死量に達していた。妻の首に残っていた圧迫痕は首の左側だけで、窒息死に至るものではない」と反論しました。

公判はあわせて8回予開かれ、今月25日に結審する予定で、来月1日に判決が言い渡されます。

県警交通安全教育コンクール 警察官らが普段の講話技術を披露(写真付)

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交通安全教育に関わる警察官の技術向上を目指した「交通安全教育コンクール」が、きょう(15日)和歌山市で開かれ、県内14の警察署の警察官らが寸劇などで「交通安全のアピール方法」を競っていました。

安全講話を披露する警察官(2月15日 北コミュニティーセンター)

安全講話を披露する警察官(2月15日 北コミュニティーセンター)

これは、和歌山県警交通企画課が交通安全教育の技術向上を目指そうと毎年行っているもので、ことしは、増加傾向にある「高齢者の交通事故防止」をテーマに行われました。

きょう、和歌山市直川の和歌山市北コミュニティーセンターで行われたコンクールには県内14の警察署の警察官や交通安全ボランティア、それに自治体の交通安全対策の担当者らが参加し、普段、幼児から高齢者を対象に行っている交通安全講話や寸劇を県警察本部の直江利克(なおえ・としかつ)本部長や県警交通部の幹部、それに交通ボランティアらに披露しました。

審査の結果、和歌山西警察署が優勝しました。

子どものネット依存啓発セミナー(写真付)

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子どもの「ネット依存」について考えるセミナーが、きょう(15日)午後、和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれ、教育関係者らおよそ100人が参加しました。

きょうのセミナーのもよう(2月15日・和歌山市手平)

きょうのセミナーのもよう(2月15日・和歌山市手平)

これは、スマートフォンなどの急速な普及に伴い、子どもが長時間利用することによって、学力の低下や睡眠不足などを引き起こす、ネット依存が問題となるなか、県民にネット依存の実態を把握し、予防のための対策について考えてもらおうと、和歌山県が初めて開いたものです。

きょうのセミナーでは、子どものネット依存の啓発を行っている、東京の民間団体「エンジェルズアイズ」代表で、ネット依存アドバイザーの遠藤美季(えんどう・みき)さんが、およそ1時間半にわたって講演しました。

講演する遠藤美季さん

講演する遠藤美季さん

遠藤さんは、相談を受けた過去の事例から、小学校のころ、いじめによる不登校がきっかけでオンラインゲームにのめり込んだ女性を紹介し「学校の転校や、親子の会話を増やすなどした結果、大学進学を契機に新しい友人とのつきあいが生まれ、ネット遺存が緩和された」と振り返りました。

そして、「解決の糸口は生身の人間同士の交流にある。現実世界での承認欲求が満たされないと、ネットの世界にそれを求めてしまう」と指摘しました。

その上で、遠藤さんは、保護者が「子どもの方がスマホやネットに慣れている」と萎縮して話し合いを遠慮する傾向を問題視し、「慣れているはずの子どもも、大人と同じようにネットに触れるのは初めてなのだから、逆に、子どもと保護者が正しいネットとのつきあい方をじっくり話す良い機会です」と提言しました。

希望郷いわて国体 県選手団スキー競技壮行式

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今月(2月)20日開幕の希望郷いわて国体・スキー競技に出場する和歌山県選手団の壮行式がきょう(15日)、和歌山市のホテルで開かれました。

和歌山県選手団は今回の大会に選手、監督あわせて15人が参加する予定で、コンバインドとスペシャルジャンプに出場する上村亮介(かみむら・りょうすけ)選手は、和歌山県勢としてスキー競技で初となるメダル獲得が期待されています。

きょう、和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われた壮行式には、選手や監督のほか、和歌山県体育協会副会長で、県教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長や県議会の前芝正嗣(まえしば・まさつぐ)議長らが出席しました。

宮下教育長は主催者あいさつで、「先月行われたスケートではショートトラック100メートルの坂爪亮介(さかづめ・りょうすけ)選手が優勝し、皆さんに力を与えてくれたと思う。スキーでもそれぞれの力を思いっきり出して、県民に素晴らしい力を与えてほしい」と述べました。

これに対して、ジャイアントスラロームに出場する山野早也香(やまの・さやか)選手が選手代表として挨拶し、「去年の紀の国わかやま国体の総合優勝を追い風に、精いっぱい頑張ってきますので応援お願いします」と述べました。

希望郷いわて国体スキー競技は今月20日から23日まで行われ、和歌山県の選手は今月21日から23日まで行われるジャイアントスラローム、今月21日に行われるスペシャルジャンプ、今月22日に行われるコンバインドに出場します。

不正軽油を販売し、脱税の会社社長を逮捕

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軽油取引税を免れるため、灯油を混ぜた不正な軽油を販売して脱税したとして、和歌山県警察本部組織犯罪対策課などはきょう(15日)、和歌山市の石油製品販売会社社長の男を地方税法違反の脱税の疑いで再逮捕しました。

再逮捕されたのは、和歌山市永穂の三友商事社長・福本英男(ふくもと・ひでお)容疑者54歳です。

警察によりますと福本容疑者はおととし4月から去年1月までの間、灯油を混ぜた不正な軽油あわせておよそ1128万リットルを販売し、1リットルあたり32・1円の軽油取引税あわせておよそ3億6200万円を脱税した疑いです。

警察の調べに対し福本容疑者は「不正な軽油を販売して脱税したことは間違いない」と容疑を認めています。

福本容疑者は先月25日、県知事の承認を得ずに灯油を混ぜた不正な軽油およそ22万リットルを製造した地方税法の製造承認義務違反の疑いで逮捕され、警察が脱税についても調べていました。

警察は脱税した金の流れについても追及する方針です。

「世界津波の日」制定記念講演と稲むら太鼓 26日開催 

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11月5日が「世界津波の日」に制定されたことを記念して、今月(2月)26日、和歌山市の県民文化会館で「世界津波の日 制定記念講演と稲むら太鼓」が開かれます。

「世界津波の日」は、安政の南海地震で多くの人命を救った「稲むらの火」の故事にちなみ、国連で去年12月、世界における津波防災啓発の日として制定されたものです。

第1部では、関西大学 社会安全学部の河田惠昭(よしあき)教授が「和歌山から発信する世界津波防災の知恵」と題して記念講演し、

第2部では、歌手の杉良太郎さん、伍代夏子さんを特別ゲストに迎えて、杉さんがプロデュースする、稲むら太鼓の演奏や、広川町の小学生による合唱などが行われます。

会場は和歌山市の県民文化会館大ホールで午後6時開演となっています。

入場は無料で、事前の予約は必要なく、整理券の配布はありません。

りらで納豆研究発表会 真国の納豆文化を紹介(写真付)

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かつらぎ町から紀美野町にかけて流れる真国川流域で、いまも郷土食として作られている納豆を紹介する「真国川流域文化研究会~手作り納豆研究発表」がきのう(2/14)、紀美野町の「りら」創造芸術高等専修学校で開かれ、高校生や小学生が授業の中で調べた納豆の食文化を披露しました。

研究発表が行われた「りら」の会場(2016年2月14日)

研究発表が行われた「りら」の会場(2016年2月14日)

紀美野町の真国川流域では、地域の人たちが、自家製の大豆をワラで包んで納豆をつくり、塩で味付けして、茶がゆと一緒に食べていましたが、授業のなかでこのことを知った「りら」の生徒が、山間部の納豆食文化を考えようと開きました。

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研究発表で、「りら」の生徒は、真国の納豆が、主に家庭で食べられていたのに対し、京都の山間地域では、長旅に出る際の携帯食品だったなどと説明しました。

また、真国川流域にある紀の川市立鞆淵(ともぶち)小学校の児童もプレゼンテーションに参加し、地元に残る納豆づくりを知って驚いたことなどを話しました。

プレゼンした鞆淵小学校の児童ら

プレゼンした鞆淵小学校の児童ら

参加者には、真国と京都の手作り納豆や茶がゆが振る舞われ、それぞれの違いを体感しました。

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きのうの研究会には、地域の食文化などを調査している大学の教授ら研究者が聴講に訪れ、「これからも、若い世代にどう引き継いでいくかなど、地元の人の考えを踏まえて取り組んでほしい」と話していました。

研究者らも試食を楽しむ

研究者らも試食を楽しむ

真国の納豆文化を調べた「りら」の3年生、小野田円香(おのだ・まどか)さんと柴田華帆(しばた・かほ)さん、それに1年生の東慎太朗(あずま・しんたろう)さんの3人は、「研究会を開くために、1年近くかけて多くの人に支えられながら準備してきましたが、地域の人たちの笑顔をみることができて、本当によかったです」と話していました。

研究成果を発表した「りら」の3人(右から小野田さん、柴田さん、東さん)

研究成果を発表した「りら」の3人(右から小野田さん、柴田さん、東さん)


和歌山県・総額5752億円の新年度予算案を発表

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和歌山県の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を基本目標にした、一般会計総額5752億円の新年度予算案が、きょう(16日)発表されました。規模は前の年度より120億円、率にして2%少なくなっています。歳入は、前年度より22億円多い県税収入などの自主財源が2371億円と、地方交付税や県債などを併せた財源3381億円です。歳出は、前年度の国体費用や紀勢自動車道関連費の120億円が減りました。

県税収入は前の年度より22億円多い948億円で、貯金にあたる県債管理基金の取り崩しはありません。仁坂吉伸知事は、「次の時代の和歌山を創生して、子育てを重視したステップアップ予算」と説明しています。

新年度予算案は、今月23日開会する、2月定例県議会に提出されます。

 

主な事業は、少子化対策として特定不妊治療の助成や、3人目の子どもの保育料無料化拡充、経済的に進学が困難な県内の学生40人に、年間60万円を支給する給付金制度を新設します。

人口減少対策で、県外からの移住者の誘致などの「移住・定住大作戦」の継続、若者の県外流出防止で、工業科や商業科などの高校生を対象にした地元企業での就業体験を新設、和歌山市の伏虎(ふっこ)中学校の跡地活用で、5年後には県立医科大学に薬学部を新設するための準備に着手します。

防災面では、津波対策として堤防・護岸の整備や、道路の強靱化、洪水や土砂災害の推進を継続します。

また交通インフラでは、京奈和自動車道や紀伊半島一周道路の整備の継続と、京奈和関空連絡道路の調査、南紀白浜空港の国際線ターミナルビルの設計を計画し、

大河ドラマ「真田丸(さなだまる)」と連動した、紀北地方に点在する戦国の史跡への誘致活動、清流や滝、温泉などの「水の国、わかやま。」キャンペーンなどの観光振興を展開します。

産業振興では、ベンチャー起業者の発掘と支援、農業大学校の改編、世界農業遺産を活用した梅産業の発信などを行います。

また、若手の医師を県内各地の病院へ、年間を通じて派遣する事業や、がん対策の推進、在宅医療の充実や、介護事業者育成支援などの健康福祉事業、野良猫対策として不妊手術の支援、空き家の耐震化費用の補助、学力の向上を図り、

サイクリングロードを整備して、5年後の国民文化祭開催の準備なども行います。

 

「和歌山殿堂」第1号・たま駅長銘板除幕式(写真付)

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「和歌山殿堂」入り第1号となった、和歌山電鐵のネコの駅長「たま」の銘板除幕式が、きょう(16日)和歌山市西高松の県立図書館・文化情報センターで開かれました。

たまの銘板で記念撮影する仁坂知事(中央)と小嶋社長(右)ら(2月16日・和歌山県立図書館)

たまの銘板で記念撮影する仁坂知事(中央)と小嶋社長(右)ら(2月16日・和歌山県立図書館)

和歌山殿堂は、多くの県民に愛され、和歌山の名を全国や世界に広めた人物や動物を後世に伝えようと、県がこのほど創設した制度で、第1号に、去年6月に16歳で死んだ、和歌山電鐵・貴志駅のネコのたま駅長が選ばれました。

県立図書館・文化情報センターで開かれた式典で、和歌山県の仁坂吉伸知事と、和歌山電鐵の小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長が、たまの似顔絵が刻まれた銘板と、和歌山電鐵の歴史を記したパネルの除幕を行い、仁坂知事から小嶋社長に銘板のレプリカが贈呈されました。

たまの銘板

たまの銘板

仁坂知事は「なかなか良い出来で、多くの人の目に触れる図書館に設置できて良かった。いかに我々がたまの世話になったかがわかる」と喜びを語りました。

小嶋社長は「天国からたまが『嬉しいニャア、光栄だニャア。これからも世の中のために頑張るニャン』と言ってくれました」と感慨深げに話し、銘板のレプリカを今後、たま電車か貴志駅構内のいずれかに設置する考えを示しました。

銘板はタテ45センチ・ヨコ35センチの青銅製で、重さはおよそ20キロあります。

式典を見に来た和歌山市の70歳の女性は「自慢です。和歌山へ訪れる人も増えます」と話していました。

第107回和歌山放送情報懇談会「新・観光立国論」(写真付)

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和歌山放送主催の第107回情報懇談会が、きょう(16日)午後、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で開かれ、ベストセラーとなった著書「新・観光立国論」で有名な、小西美術工藝社(こうげいしゃ)社長のデービッド・アトキンソンさんが講演しました。

第107回情報懇談会のもよう(2月16日・和歌山市友田町)

第107回情報懇談会のもよう(2月16日・和歌山市友田町)

アトキンソンさんはイギリスの出身で、オックスフォード大学で「日本学」を専攻後、ゴールドマン・サックス社のアナリストとして日本の不良債権の実態を暴き、注目されました。

その後、文化財や神社・仏閣の修復を手がける東京の小西美術工藝社の代表取締役社長に就任し、伝統文化財を巡る行政や業界の改革を、著書「新・観光立国論」「国宝消滅」などで提言しているほか、和歌山市産業戦略会議の委員も務めています。

講演するデービッド・アトキンソンさん

講演するデービッド・アトキンソンさん

アトキンソンさんは、爆買いを目的に日本を訪れる中国などアジア圏の観光客に目を奪われて、滞在型観光客数が世界で最も多いヨーロッパ圏からの取り込みが不十分な現状を指摘し「和歌山県も文化や習慣に関心の高いヨーロッパ圏をターゲットにすべきだ」と提言しました。

またアトキンソンさんは、訪日外国人の立場で感じた日本の史跡で所々見られる問題点について触れ、史跡の中身や歴史的な背景についての説明が乏しく、定期的な補修がおろそかな点、入場料を払った客へのサービスが無い点などを厳しく指摘した上で、和歌山県の観光資源について「中身の無い解説を多言語で紹介しても意味が無い。3カ国語対応だとしても日本の歴史や文化を想像し、追体験できるしっかりした情報を発信すべき」と提言し、行政や観光業者、県民に対して、文化、自然、レジャー、食文化を総合的に組み合わせて一体となって発信するよう求めました。

和歌山放送ワイドFM、試験電波発射開始

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和歌山放送が、ことし春ごろからの開局をめざしているワイドFMの試験電波の発射がきょう(16日)から始まりました。

試験送信は、本放送を前に、電波の確認や調整のために行うもので、当面、きょうから来月(3月)2日までの毎週火曜と水曜の午前10時から午後7時まで、徐々に出力を上げながら実施する予定です。

ワイドFMは、和歌山放送が、和歌山県などとすすめているFM補完放送のことです。従来のAM放送が受信しにくい地域の解消や、防災・災害情報対策の強化を目的に、和歌山県が国の補助を受けて施設を整備し、和歌山放送が運用します。

試験電波は、海南市冷水(しみず)の海南(かいなん)中継局から、94・2メガヘルツで送信されます。本放送の出力は500ワットですが、試験送信では、125ワットから徐々に出力を上げていくことにしています。なお、試験送信は、予告なく電波を止めたり、時間通りに電波が出ないことがあります。

和歌山市産業戦略会議 市が意見取りまとめへ(写真付)

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和歌山市の今後の産業戦略について話し合う今年(2015年)度最後の「和歌山市産業戦略会議」がきょう(16日)開かれ、市側が提案した産業振興ビジョンに対して委員らが意見を出しました。

今年度最後の市産業戦略会議(2月16日 ホテルグランヴィア和歌山)

今年度最後の市産業戦略会議(2月16日 ホテルグランヴィア和歌山)

これは和歌山市産業振興基本条例に基づいて設置された外部委員による会議で、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた会議には、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長のほか、きょう(16日)和歌山放送情報懇談会で講師を務めたデービッド・アトキンさん、元国土交通省事務次官の谷口博昭(たにぐち・ひろあき)さん、島精機製作所の島正博(しま・まさひろ)社長ら8人の外部委員が出席しました。

会議では市側が和歌山市産品のブランド化の推進や和歌山観光ビジターセンターの設置、まちなかの拠点、交流の場づくりなど産業振興ビジョン案を発表したあと、委員がビジョン案に対して意見しました。

この中で委員からは「大企業向けの補助は多いが、中小企業向けの補助も必要」という意見や「農業の6次産業化を挙げているが、生産者の意見だけでなく、消費者や業者の意見も取り入れることが必要」といった具体的な指摘のほか、「今回の産業振興ビジョンが上手くいかなくなった時に、思い切ってやめることも必要だ」といった取り組みに対する意見も出ました。

市によりますと今回委員から出た意見は産業振興ビジョン案に加える形にして取りまとめるということです。

県警カラーガード隊募集

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和歌山県警察本部は、警察音楽隊のカラーガード隊員を募集します。
カラーガード隊は、警察音楽隊と共にスカートを履いたユニフォームでパレードやフラッグ演技を行ったり、楽器の演奏や司会として出演したりします。

県警は、新年度から活躍するカラーガード隊員を募集します。募集人数は3人程度で、応募条件は、平成28年4月1日現在で18歳以上です。学歴は問いませんが、体力があって、音楽に興味のある人を募集します。

応募方法は、 市販の履歴書に必要事項と必ず連絡がとれる電話番号を記入し、県警本部警察音楽隊に郵送することになっています。

募集は明日から今月25日までで、25日の消印のあるものまで有効です。来月上旬に面接を行い、採用者を決定し、4月1日に採用予定です。

勤務条件や待遇など、詳しくは警察音楽隊に問い合わせることになっています。電話番号は073(484)3565です。

県主催の育児について話し合うイベント 子育て中のパパやママが参加(写真付)

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男女間の育児について本音を語り合う和歌山県主催のイベントがきょう(16日)、和歌山市で開かれました。

育児経験を語る池田さん(2月16日 和歌山ビッグ愛)

育児経験を語る池田さん(2月16日 和歌山ビッグ愛)

このイベントは総務省の「平成23年社会生活基本調査」で、男性の育児参加時間が全国で一番低い和歌山県で、夫と妻の育児に対する考え方の違いを無くそうと県が初めて開いたものです。

きょう、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれたイベントには県内の子育て中のママとパパあわせて15人が参加しました。

イベントでは自身も3人の娘を持つ、芸人の池田のりひこさんが「子育てパパの気持ち」と題して経験談を話したほか、男女共同参画に取り組む「アクト研究室」代表の鳥渕朋子(とりぶち・ともこ)さんが講師となってグループディスカッションを行いました。

池田さんは「軽はずみな言葉でケンカをしたり、1人目が生まれたときは育児に協力していなかった」と振り返るとともに、「喧嘩したことを振り返れば
大体は自分が悪かった」とも話しました。

このあと、参加者がグループディスカッションを行い、夫婦間の家事の分担や妻が病気になったときの育児のほか、夫が毎晩、育児で疲れる妻のために
マッサージしていることなどそれぞれが体験談を語り合っていました。

講師を務めた鳥渕さんは「考えないといけないのは父親が育児を手伝うという当事者意識がないことです。その背景には和歌山に根強く残る家父長制があります。出産してからどう子供と関わっていくか夫婦で話し合う必要があると思います。」と話していました。


読解力に課題、和歌山県学力テスト結果・仁坂知事「読解力をきちんと教えて」(写真付)

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去年(2015年)12月、和歌山県教育委員会が県内の小・中学生を対象に行った学力テストで、漢字や計算などの基礎的な問題は出来ていた一方、文章の読解力や理由の記述に課題が残った事について、和歌山県の仁坂吉伸知事は「考える力と基礎知識は両方大事だが、文章を読み解く力をきちんと教えなければいけない」と述べ、県や市町村の教育委員会に対して、改めて指導の強化を求める考えを示しました。

定例記者会見での仁坂知事(2月17日・和歌山県庁)

定例記者会見での仁坂知事(2月17日・和歌山県庁)

このテストは、県・教育委員会が、文部科学省の全国学力テストとは別に、いまの授業内容の到達度や課題を学年ごとに見出そうと独自に行っているもので、県内すべての公立小・中学校と特別支援学校のうち、小学4年から6年の児童およそ2万4千人と、中学1・2年の生徒およそ1万5千人が受験しました。

その結果、小学6年の国語で、文学的な文章から登場人物の心情をとらえる問題の正答率が4割程度にとどまり、何も解答できなかった児童が2割近くいました。中学2年の数学では、三角形の合同条件の正答率が29・4%にとどまるなど、受験した半数以上の児童・生徒で文章の読解力や論理的に理由を答える問題に課題があることがわかりました。

仁坂知事は、けさ(17日)の定例記者会見で「報道を見た限りだが、やっぱりそうかと思った。考える力と暗記などの基礎的な部分は両方必要だが、特に国語などで文章を読み解く力を付けるならば、きちんと教えなければいけない」と述べ、県や市町村の教育委員会に対して、改めて指導の強化を求める考えを示しました。

オークワ・きょう(17日)から一部店舗で電子マネー決済開始

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和歌山市に本社のある株式会社オークワは、きょう(17日)から、一部の店舗で、JR西日本の「ICOCA(イコカ)」などの電子マネーで支払いが出来るサービスを始めるとともに、買い物額に応じてポイントが加算される「オーカード」に電子マネー機能を付けた、新しいオーカードの発行も始めました。

近ごろ、コンビニエンスストアや大手スーパーなどで、電子マネーで支払いの出来る店舗が増えている事を受け、サービスの向上をはかろうと、オークワでは、金融系カード会社などと連携して、ことし(2016年)5月下旬までに、132のすべての店舗で電子マネー決済に対応することを決めました。

これに先立ち、きょうから、和歌山市の「メッサガーデンパーク和歌山店」と、大阪府、岐阜県のあわせて3つの店舗で、電子マネーでの決済が可能になりました。

NTTドコモの「iD(アイディー)」や「楽天Edy(らくてんエディー)」JR西日本の「ICOCA」や、関西の私鉄の「PiTaPa(ピタパ)」といった、ネットショッピング系や全国の交通系電子マネー12種類に対応しています。

同時に、電子マネー決済を先行する3つの店舗では「オーカード」に電子マネー機能を付けた新しいオーカードの発行もきょうから始めました。

このカードで支払いを行うと、特典として、電子マネーを利用したことによるポイントが通常のポイントに加算されます。

オークワでは「決済方法を多様化することでより便利に買い物が出来ます」とアピールしています。

オークワの電子マネー決済は、ことし5月下旬までに「プライスカット」をのぞく132すべての店舗で対応する予定です。

和歌山ミオが来月リニューアルオープン 黒潮市場などが新規出店

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JR西日本はきょう(17日)、「和歌山ミオ北館」のオープンなどJR和歌山駅周辺にあるテナントビルの改装を発表しました。

これはきょう、JR西日本和歌山支社の川井正(かわい・ただし)支社長や「和歌山ミオ」を運営するJR西日本の子会社「和歌山ステーションビルディング」の藪章代(やぶ・あきよ)社長らが会見を開いて発表したものです。

JR和歌山駅前周辺のテナントビルを巡ってはおととし3月のイオンモール和歌山のオープンや駅前周辺ビルの間でテナントの奪い合いなどがあり、昨年度の売上高はJR西日本の別の子会社が運営する「JOWA(ジョワ)専門店」が1991年度のピーク時に比べて3分の1以下となるおよそ10億円、「和歌山ミオ」もピークの2012年におよそ31億円あった売り上げが昨年度はおよそ28億円と右肩下がりの状況でした。

発表によりますと「JOWA専門店」の営業を先月末までに終了しており、「和歌山ミオ北館」として来月18日から営業を開始するため1階と2階にあるあわせて15のテナントすべてをいずれも入れ替えるか改装するなどして、全面的にリニューアルするということです。

また、「和歌山ミオ」の1階も改装し、和歌山マリーナシティの人気土産物店「黒潮市場」やスターフードジャパンの新古祐子(しんこ・ゆうこ)社長が
プロデュースする食品セレクトショップ「リージョンスタイル」もオープンさせ、和歌山の鉄道の玄関口として土産物店を充実させるということです。

藪社長は会見のあと、「和歌山の産品は素晴らしいものがあるのに、集積している場がないと感じていたので、そういった場所が和歌山駅でできたのが
一番だと思います。和歌山には素晴らしい商品や風景、食べ物があるので、ぜひ、和歌山に来てもらえたらと思います。」と話していました。

伊藤園・お茶の売上げの一部を世界遺産保全に寄付(写真付)

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ペットボトル入りのお茶の製造販売を手がける、東京の株式会社伊藤園は、和歌山県内の世界遺産の保全に役立ててもらおうと、きのう(16日)県・世界遺産協議会に売上げの一部となる30万円を寄付しました。

贈呈式後の記念撮影(2月16日・和歌山県庁・和歌山県提供)

これは、伊藤園が全国の営業拠点で展開している「お茶で日本を美しくキャンペーン」活動の一環として、主力製品の「おーいお茶」などすべての飲料製品の、去年(2015年)11月から12月の売上げの一部を熊野古道の保全活動などに寄付するもので、今回初めて行われました。

きのう(16日)の午後、伊藤園関西地域営業本部の岡野浩也(おかの・ひろや)営業本部長が和歌山県庁を訪れ、県の山西毅治(やまにし・たけはる)観光局長に売上げの一部となる30万円の目録を手渡し、山西局長からは岡野営業本部長に、仁坂吉伸知事からの感謝状が贈呈されました。

岡野営業本部長は「和歌山県の世界遺産の保全と活用に少しでも役立つよう、今後も取り組みを続けたい」と話していました。

今年度(2015年度)県・世界遺産協議会に寄付が行われたのは伊藤園で4件目となったほか、来週には和歌山市の紀陽銀行が今年度2回目の寄付を行う予定となっていて、寄付金の総額は、今月末(2月)までに619万円あまりとなる見通しです。

和歌山市の高齢女性から現金騙し取った男を再逮捕

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警察官を名乗って和歌山市の当時84歳の女性からキャッシュカードを騙し取り、女性の口座から現金およそ15万円を引き出したとして和歌山東警察署などの合同捜査本部はきょう(17日)、沖縄県石垣市の飲食店店員の29歳の男を詐欺などの疑いで再逮捕しました。

沖縄県石垣市の飲食店店員・今村侑也(いまむら・ゆうや)容疑者29歳は去年(2015年)1月20日、すでに逮捕・起訴されている3人を含む複数の男と共謀し、和歌山市の当時84歳の女性の自宅に和歌山西警察署の班長を名乗って「振り込め詐欺の犯人2人を捕まえたが、犯人はあなたの名前を名乗って新しい口座を作り、その口座を振り込め詐欺に使っていた。今、あなたが持っているキャッシュカードを使うと振り込め詐欺の犯人にお金を引き出されるかもしれない」などとウソの電話をかけてキャッシュカードを騙し取り、女性の口座から現金およそ15万円を引き出した詐欺と窃盗の疑いです。

警察によりますと今村容疑者は詐欺グループの指示役だったとみられ、調べに対し今村容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。

警察は余罪もあるとみて今村容疑者をさらに追及する方針です。

また、和歌山地方検察庁は今月12日、和歌山市の当時84歳の女性から現金およそ113万円を騙し取ったとして今村容疑者を詐欺と窃盗の罪で起訴しています。

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